災害地被害を利用した悪質商法
今年も西日本の大豪雨被害など激甚災害が発生しております。
被災地の皆様におかれましては、猛暑の中で大変な生活を送られてることと思われます。
一刻も早い復興を願うところです。
ですが、このような激甚災害が発生しますとそれを悪用する悪質商法が必ず出てきます。
過去の事例でも
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150827_2.html
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20110623_1.html
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20110601_1.html
など災害被害にかこつけた悪質商法が増えるということが見て取れます。
今回の災害でも、既にタイヤを盗もうときていたとか、空き巣、被害地支援などの名目で商品を買わせるなどすでに起こっているとのことです。
何故災害地被害を利用するのか?
一つは、被災者を支援したいという気持ちを利用すると、契約しやすいということがあるかと思われます。
被災者のところに支援金が行きますのでなどいわれると、つい協力したくなってしまうということです。
また被災地の方にも、情報が入りにくい、公的機関が込んでいて仕方なく高い工事を頼んでしまったなど、選択肢の減といった要因もあるかと思います。
つまり被災地の方には弱みを利用して高値をつかませる。被災地外の方には、支援したいという良心を悪用して買わせるといった2度おいしいうまみが悪徳業者にはあるわけです。
さらに、被害に遭ったとしても、それを解決するための意欲がわきにくく、諦めてしまいがちだということや、恥ずかしいので隠しておこうなど被害が顕在化しにくいなどいった特徴もあります。
ですから悪徳業者からすれば、うまみがあるのに被害が告発されず、行政処分や刑事罰を受ける確率が低いといったことになります。ですから余計に参入してくるといったことがあるのでしょう。
またこのようなことを知って一度うまみを覚えた業者は、次回の災害の際も迅速に動いていきます。ですから被害はなくなることがないのです。
被害に遭わない為には
被災地の為になるなど勧誘文句でうたうところもありますが、逆に良い話過ぎるのにはのらないこと。
被災地の方は、大変お困りではあると思いますが、周りの方の意見を聞いて、冷静な判断で契約を行うこと。
被害に遭ってしまったらすぐに相談をしてゆくこと。
人の不幸に付け込むゆるせない悪徳商法ではありますが、決して消えることのないものと言えるでしょう。
何か疑問に感じることがありましたらお気軽にご相談ください。
災害被害の悪徳商法、クーリングオフなどのご相談は042-388-0073(初回無料)です。
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