ビジネスコンサルティングや投資アドバイスなどの詐欺的な手口が増えています。
久しぶりに友人から「いい話がある」と告げられてファミレスで会ったらば、そこに先輩と称する人が来てお金儲けに関する話が始まった。
話を聞くと誰でも簡単に稼げるためのノウハウを教えるとのこと。
その場でよいと思って80万円を手渡しで支払った。
しかし、契約書の交付もなく、どの会社かもわからない。領収書すら渡されなかった。
このような苦情相談が増えています。
詐欺的手口の問題点は?
ファミレスなどの営業所外での契約には特定商取引法の規制がかかります。なので
1)氏名等表示義務
2)契約書交付義務
3)クーリングオフ告知義務
4)不実告知の禁止
など様々な規制がかかります。
ところが、このような手口では、そのすべてに違法ということになってきます。
つまり
1)氏名等表示義務~勧誘目的も告げず、会社名も告げない。正確な勧誘目的も告げない。
2)契約書交付義務~契約書を渡しすらしない
3)クーリングオフ告知義務~クーリングオフはサービスなのでできないなど平気でうそをつく
4)不実告知の禁止~必ず儲かるなど事実と異なることを告げる。
このように違法行為のオンパレードです。
詐欺的手口に遭ってしまったら
この手口では現金を渡すということが多く、口座もわかりませんし、カードを止めるなど言ったこともできません。
つまり金を持っていかれているケースがほとんどです。
さらに、連絡先も、LINEしかわからないとか、友人の電話しかわからないなど業者も特定できないケースがほとんどです。
現実に、連絡先が分からない場合は相手不詳ということなのでかなりなハードルがあります。またたとえ分かったとしてもそのころには逃げてしまい、現実的な金銭回復が非常に困難です。
注意点
1)昔の友人のもうけ話には注意すること。
2)契約書もないのに金を渡さないこと。
3)必ず儲かる話などないと知ること。人にもうけ話を持ってくる人は信用しないこと。
この手の詐欺的手口は一度引っかかると被害回復が絶望的なケースも多々ありますので、被害に遭わないように予防するしかありません。
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