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太陽光発電機の訪問販売

太陽光発電機の訪問販売

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■太陽光発電機の訪問販売

太陽光発電機に関する訪問販売の相談が昨今非常に増えております。
ソーラーパネルなどの訪問販売は法的には訪問販売と呼ばれるものに大きく分類されます。

■太陽光発電機の訪問販売の典型的な特徴

モニターですなどの口調でいまならば安くできるなどの説明を用いる。(値段の錯誤)

電気代が必ず安くなる施設約もできるのでお得ですなど必ず得するかのような説明を行う(断定的な判断提供)
特に太陽光発電の場合は、補助金などの申請ができるのでお得です!とか、必ず元が取れますなどの説明をすることが目立ちます。

勧誘の冒頭では、この近辺をモニターで回っていますとか近所で設置工事を行ったのでなど勧誘に先立っての氏名等の表示義務違反

契約するまで帰らないような長時間にわたる迷惑勧誘行為

他社よりも安いなど説明したり、今は特典期間中ですが次はできませんなど日常的に割引などをしているのに特別かのように誤解させる値段に関する重要事項の不実告知

 

■太陽光発電機の訪問販売のコンタクト手法

突然の訪問〜いきなりチャイムを鳴らして、近辺のモニター案内で回っていますなど突然訪問してくる。

電話からのコンタクト〜電気代の節約に興味がありませんか?補助金などでお金がいまならば安く済みますよ。などアンケートのふりをしてアポイントをとって家に上がり込む。上がったら最後、契約の話に持っていかれる。

■太陽光発電機の訪問販売の問題点

太陽光発電機の訪問販売の問題点は主にこのような点にある。

販売目的の隠匿〜冒頭の時点で太陽光発電機を売りつけようなどの本当の目的は告げない。また告げたとしても「聞くだけでいいから」など明確に販売の目的を隠す。

長時間勧誘〜実際に家に上がって話になるととそこで断っても断れないような長時間に及ぶ強引な勧誘をうけ、契約するまで帰らないので根負けしてしまう。

クーリングオフ妨害〜今回は特別な割引で会社にばれるとまずい。クーリングオフはしないで欲しいなど圧力をかけてできないように萎縮させる。

商品の価値〜あたかも高額な商品を割引で買えたかのように説明するが実際には市場価値に比較すると高額な事が多い。

過剰与信〜年収がそれほどでもない人に、場合によってはクレジット会社への書類をごまかしてまで限界まで買わせる。支払能力を超えるところまで契約を迫り続ける。

断定判断〜補助金が出ているのですぐに元が取れる。余った電力は買い取ってくれるから自腹の必要性もないなど。

■太陽光発電機の訪問販売の解決法

太陽光発電機の訪問販売の解決法にはこのような方法がある。

クーリングオフ〜法律上は訪問販売に該当するので契約書面をもらった日から8日間はクーリングオフが可能。クーリングオフ妨害行為なども目立つ為に行動に移しにくいが、気がついたらすぐに行うこと。

消費者契約法、特商法などの中途解決〜問題点でも述べたように、販売目的隠匿や重要な事項への虚偽説明、クーリングオフ妨害行為、不退去など多くの不当な行為が太陽光発電機の訪問販売では見受けられる事が目立つ。よって取消を主張してまずは話し合いで争ってゆく。ただしなかなか認めない業者も多いのでそれなりの苦労は必要。

支払停止の抗弁〜中途解約の際はこの手続をとりクレジット会社の引落をいったんは止めること。同時に加盟店監督義務にもとづいて、加盟店指導を請求する事もできる。

法廷で争う〜本人で行う少額訴訟という制度があるが、太陽光発電機の訪問販売の被害は200万円を超すものも多く基準に見合わないケースも目立ちます。高額な事もあるのであまりにも相手方が応じなければ弁護士などに依頼して戦ってゆく事も良いことでしょう。

■これが太陽光発電機の訪問販売の手口だ!

○月末ごろに無料で太陽光オール電化の見積もりをだしてくれるということで業者が訪問してきました
昨日になって見積もりをもってきたのですが、話だけを聞くはずが、今日契約してくれれば、この値段でできる、商品券などつけるなどいわれ、契約をしてしまった。
契約日○月16日、太陽光発電+オール電化で契約額が357万、オリコのローンクレジット総額462万。
話を聞くだけがこのような高額契約をしてしまい、ただただびっくりしています。

昨年、○月12日に梶宦寃Wャパンの佐藤(仮称です)と言う人が自宅に来て

「失礼ですが、お宅の設置しているソーラユニットの価格は適正価格でしたか?」
「最近、ソーラユニット価格を高い値段で販売する業者があり」
「たまたま、お宅の近くを通ったらソーラユニットが付いていたので寄らせて頂きました。」
「万が一適正価格で無かったら、払い戻し申請等も出来るので一度購入時の見積もり書等ありましたら見せていただけませんか?」 っと言う様な感じで訪問して来ました。

その後に、 「○○さんが、今払ってる支払いよりも支払い期間も金額も安く出来るローンの切替があるのですがどうでしょう?」
後日、見積もりと契約書を持って来て契約にいたりました。
契約内容は、
「元のローンは翌年の5月まで継続して払っていただき6月には一括決済させていただきます。」
「その間の元のローン支払い6月から翌年5月分の支払いは当社で毎月必ず振り込ませていただきます。」
「誓約書も出させていただきます。」

※誓約書の内容
私○○エコロジーは次の事項について誓約をいたします(信販契約一括清算の件)

信販会社名 潟Wャックス
商品名 太陽光発電システム
金額 ¥2,749,950
  平成○年○/27より¥18,924〜平成○年○/27迄 13回分口座振替。
上記を一括清算する事を誓約致します。

太陽光発電システムの訪問販売です。 ネット等で調べた相場(65万円/Kwシステム) よりも割高な86万円/Kwでした。

私は○/○(土)に契約しましたが、値段の高さに気付来ました。

近所のAさんは既にクーリングオフ期間を過ぎていました。
近所のBさんは○日に契約、○日頃に電話でクーリングオフの申し入れを行い、 私と同様に「後日印鑑の入った書類を持って来ます」との事でしたが、○日現在、 まだ書類は持って来られていないそうです。

「当社は工事やアフターをしっかりしているので他社に比べて高いです」との説明があったり、
システムについての詳細な説明・質問へのしっかりした回答などはしっかりしていました。
会社自体は10年以上継続しており、また会社名をネットで検索しても、 酷い書込みがたくさんヒットする訳ではありません。 金額的にも「悪徳」とまではいかず「結構高め」という微妙な線だと思います。

ただ、本日A・Bさんと話していて判った事ですが、 商談中に「値引」の件で虚偽がありました。

我が家でのシステム内容説明後の会話は、
  ・Aさんは契約されました(この時既にBさんはクーリングオフの電話済み)
  ・まず定価(約)354万円からの(約)17万円の値引き。
  ・販売店の「値引きの為の予算」があと(約)47万円残っていて使いきらないと来年の予算が減らされる。
  ・今年度はこの後CさんとDさんのお宅で商談すれば終わりだが、そこで成立するかは判らないのでできればここ(今夜、我が家)で使ってしまいたい。
  ・ダメならこの値引きは明日Cさんのところへ行きます。といって、その日のうちの契約を迫られました。
また、契約後は
「この年度末値引きの件はAさんには絶対に言わないで下さい(笑)
  普通の値引額(約)17万円で契約されていますので大変な事になりますから」
とも言われました。

しかし、これをAさん、Bさんともに同じ話をされていたのです。
つまり、どこでも出来る値引き額を提示し「特別に今だけ」という『虚偽』を言われたのです。

 

 

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著作物のご紹介
悪徳商法撃退77の秘密
あおば出版「悪徳商法撃退77の秘密」
行政書士 吉田安之 監修