私が日々相談を受けていて思うのがクーリングオフに関する思い違いをされている方が多いということです。

特に目立つのは

「クーリングオフはなんでもできるのだ」というものです。

実はクーリングオフ制度が出来る契約はごくごくわずかでしかありません。

非常に強力な権利ですので全て法令でできるものは厳格に定められています。

よって定めがないものはクーリングオフの適用はありません。

特に多いのがネット通販やオークションによるものですがこれらは、クーリングオフの対象ではありませんので事業者の独自サービスでクーリングオフの定めがあるかどうか？ということになります。

ただし今年の１２月１日以降は、解約返品に関する表示をきちんとしませんと解約返品ができるというように原則が変更になってきますのでクーリングオフに似た保護制度が始まります。

異性の魅力を用いて買わせるというデート商法も昔より有名な商法になります。

電話が突然かかってきたり、ＳＮＳなどで知り合うためのフォーラムをつくりターゲットを待っているとか、出会い系などに潜んでいるなどのケースもあります。

最初は非常に気のあるそぶりをしてお茶をしたりデートをしたりするのですがある時会社の近くだからなどで連れていかれて宝飾品やスーツなどの衣類などを購入させられるなどが典型的なパターンです。

市場価格よりも高額なことが多く金の切れるまで、２度３度と買わされるケースも目立ちます。

収入なども契約書で分かりますからクレジット与信枠などで買えなくなったなと思われたらすっと離れて行ってしまいます。

人の心につけこむ悪質な商法の一つですね。

ネット上で仲良くなるとあたかも知った友人かのように思ってしまいがちですが、このようなサクラで入り込んでいる人も多いので、急速に仲良くあって会おうなどということを相手から言ってきたら注意が必要なのかもしれません。デート商法について も参考に

電話勧誘販売の二次被害の相談が増えています。主に、以前に受けた通信講座の継続か終了か（通信講座というのは前に受講した講座を終了させるために申し込みをした講座）などいずれにしても金が必要だと選択肢を絞ってしまい、そのために手続きが必要だというのですが結局届くのは新たな会社の新たな教材購入契約書などでしかないというものです。

じつは生涯学習などいうものは義務的に存在することはありません。

相談者の中にも過去の契約書を持っていたので見返したがこのようなことは一切という相談例も目立ちます。

とにかく電話にでてしまうと相手の思うつぼになりますので無視する。電話を切る、受話器をほったらかしなど相手にしないのがベストです。

二次被害について 電話勧誘の手口

本日は私もボランティアで所属している小金井市消防団員として北多摩の消防大会へ参加してきました。８５０名ほどの団員が参加しており、他地域の知り合いなどもいましたので久しぶりに再会などをいたしました。放水や操作方法の実演など、一般の方や来賓の方々に見ていただきました。