今年の12月1日から施行になった改正特定商取引法での最大の目玉は指定商品役務制度の廃止だと思います。
実は、今までは指定商品・役務制度をとっておりまして指定されたものでないと実は適用にならないという状況だったのです。
ですから、過去の一例を挙げますと雪おろしのサービスが指定に入ってなかった為に雪下ろしサービスの苦情が増えていた。
味噌醤油などが入ってなかったのでこれの訪問販売の苦情が増えていた。
下水の洗浄サービスはあったが上水の洗浄サービスが入ってなかった為にこの訪問販売の苦情が増えていた。
寒冷地の灯油タンクの指定がなかったので訪問販売の苦情が増えていた。
など一例ですが、このような漏れというものがどうしてもありました。それをその都度政令の改正で指定を増やしていたと言うのが現状でした。
ですが、指定すれば新たな穴を見つけてその商品やサービスで違法販売を繰り返すという業者が多い為に
根本から変え、原則全ての商品、サービスが対象となるというように変わったのです。
これは違法業者にとってみると非常に痛い改正であると言えるでしょう。
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