
ですから新たな会社を作る方は名前をどうしようかと真剣に悩みつけていくわけです。そしてその名前を看板としてしょって経営をしてゆくわけです。
ところが、悪徳業者にとっての名前は「仮の名称」でしかありません。
その時はこの名前をかたって活動するという仮の名前にすぎないのですね。
ですから、当たり障りのない特徴のない名前(googleなどで検索すると同業名が多数出てきて埋もれてしまいヒットしないような名前)などをこのんで付けたりもします。
また改善指導などを受けますと、すぐに商号や会社を変えて同じメンバーで同じ悪質商法を繰り返し行い続けて行政処分逃れをしようとします。
例えば先日指導された倉敷市中庄、健康食品販売会社「エコプロジェクト」という会社は過去に「ポート・トラッキング」という名称で、2010年に契約書を不交付だとして改善要請などを3回受け、2011年1月からは「パワーステーション」の社名に変えて、改善要請を2回受けた。その後2012年3月に「Pプラス合同」に変更をし、そこでさらに2回の改善要請を受け、エコプロジェクトになってまた指導を受けました。
このように会社名に一切の誇りも思いも持たないというのが悪質業者の一つの特徴であるとも言えますね。
著者:行政書士吉田安之
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