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悪質な電話勧誘について

悪質な電話勧誘について

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■電話勧誘販売とは?

電話勧誘販売とは「特定商取引に関する法律第2条第3項」で規定をされている商法になります。
電話勧誘販売の定義は簡単にいうと
電話などの通信手段をもちいてその電話内で勧誘により売買契約、役務提供契約などの申込を受け締結して行う契約となります。
勤務先など、相手方が出やすい場所へ勧誘電話をかけて、執拗に契約を迫るなど悪質な事例が増えてきています。

■電話勧誘販売の典型的手口

電話勧誘は、ターゲットがサラリーマン、主婦がほとんどです。そのはじまりは、電話や資料を送りつけるということから始まります。詳しくは私のページこれが電話勧誘の手口だを見て下さい 。

・電話勧誘のきっかけとして折込チラシなどもあります。注意が必要です。

又電話勧誘に対しての国民生活センターの統計資料も出ています。以下参照。http://www.kokusen.go.jp/cgi-bin/byteserver.pl/pdf/n-20000925.pdf

■最近の悪質電話勧誘で多いものは?

・投資型のワンルームマンションの勧誘電話。(詳しくはマンションのクーリングオフサイトへ)

・前回の契約が完了してないなどの生涯学習などに関するもの

・海外先物などへの投資話(詳しくは海外先物のクーリングオフサイトへ)

■電話勧誘販売の問題点

  • 電話勧誘で曖昧な返事を「承諾」と勝手に解釈し契約成立だといいはる。 「結構です。」などの言葉を逆に受け取るなど。
  • 会社の他の人もしている、役員からの推薦だなどの詐欺的なセールストークでだます。
  • 電話などで口頭で申し入れてもクーリングオフに応じない業者がおおい。
  • 一度電話勧誘業者と契約すると他の業者からも頻繁に勧誘がかかるようになる。名簿が流出する。
  • 中途解約には応じない電話勧誘業者がおおい。
  • 何年後かに2次被害や3次被害が続発する。
  • 教材は実際役に立たないことがおおい。
  • 主婦の場合は仕事を紹介するといって、電話勧誘することが多いが実際に契約をすると、難しくて受からないなどと結局仕事の紹介はない。またあっても最初に2、3回程度しかない。
  • 今度公的な資格になる、国家資格になるといった「今なら簡単に取得」といった騙し方がおおい。
  • 金額が市場価格の数倍の値段である。
  • 内職の為にこの資格が必要等いうが、実際には独立開業型や就職型の資格であって全く内職には必要のないものである。特に一般旅行業務主任者の電話勧誘業者に目立つ。
  • 電話の勧誘の冒頭で契約の目的や正式名称を名乗る必要があるが、ほとんどの業者は守らない。連絡先すら教えない業者も多い。

数多くある悪徳商法の中で、特に悪質であり、かつ2次被害が目立つのがこの「電話勧誘販売」です。

■悪質な電話勧誘の手口紹介

5年前だったか6年前だったかはっきり覚えてませんが以前に行政書士の通信講座を購入しました。

電話で通信教育の話がきて資格をとるのはそう難しくないという話でしたのでこれを機会に行政書士の資格を取ろうと思いました。

教材が50万くらいして高いなという印象はありましたが教材通りに勉強すれば資格が取れるという話だったと思います。
また資格に合格すれば50万が戻ってくるという話もありましたので行政書士に合格することは簡単なんだと考えていました。
ですが実際に受験してみると、とてもじゃありませんが仕事の片手間で受かるような試験ではありません。

専門的にやってきた人でもそう簡単に受かるものではないという話も周りの友人から聞きました。ですが合格する日を信じて3年連続で受験しましたがやっぱり無理でした。
なので最後の受験以降は全く勉強はしませんでした。

この頃、あの資格を販売してきた業者は悪徳業者なのでは?という疑念をもちました。

そして昨日(○月×日)の話なんですが突然行政書士がどうこうという電話がかかってきました。

電話の内容は

以前購入した行政書士の通信教育は生涯教育登録制度がついていますが5年ごとの更新で更新料が発生しますよ。今は勉強されてますか?

私は勉強するつもりもないし受かる気もしないのでもうどうでもいい話です。と答えました。
そうすると相手はこう話しました。

合格されてないと永久的に更新料が掛かりますが生涯教育登録制度を契約解除する方法もあります。
生涯教育登録制度を解除するには全て自己管理でやっていただく方法です。

でもその方法には条件がありまして下記のいすれかを満たしている事
・行政書士の基本過程を全て終了し、添削問題、模擬試験で標準点以上の結果を得ること。
・お申し込み日より3年連続で対象資格を受講し、不合格だった場合。
・最終試験日より7日間以内に(消印有効)に3回分の受験票を送付する事
(なぜか 「に(消印有効)に」という表記になっている)

そこでなぜかまた49万の入金を迫られました。上の3つのどれかに該当すれば8割は返金されるという話をされました。

この時点でかなり怪しい話だなとは思いましたあえて最後まで話してみました。
そこでおかしいと思った点が何点かあります。

・49万という高額な金額なのでこちらの(相手)キャッシング店で貸す事もできます
(なんでそういう話になるんでしょうか?とにかく入金させたいとう匂いがプンプンです)

・私が話しているだけじゃよくわからないの書類を送って下さいといったら速達で翌日に送られてきました
(入金させたいために早く書類を届けたんでしょうね)

・他の業者から更新料がどうこうと話がくるかもしれないがそれは気にしなくて良いと相手がいってました
(リストが流出してるってことでしょって思いました)

・支払期限がなぜか6日間しかない

・以前行政書士の教材を購入した業者と今回の更新料がどうこういってきた業者の名前が違った
これは以前の行政書士の通信販売をした悪徳業者のリストがなんだかの形で利用された可能性が高いように思いました。

書類を揃えたほうが相手の居場所とかがわかると思ってある程度の個人情報を教えてしまいましたがこれはやばかったでしょうか?

○月×日昼過ぎ、携帯電話にNPO法人を名乗る、ABC(この名前は電話では聞かなかったような気がします。)○藤という方から1本の電話がかかってきました。
「以前に内職などされたことはないか、もしくは、登録されたことはないか」と。
私はあやしい電話だとおもったので、「記憶にありません」と答えました。
しかし、「私どもは信販会社、ローン会社から依頼されて、調査をしたりしているのですが、現在悪徳商法に引っかかり、二次被害、三次被害にあわれたり、で、支払いができなくなったり、いろいろなトラブルにまきこまれている方があとをたたない。それにより自己破産をされたり、というケースもある」というようなことで、私の名も残っているので、電話をかけてこられたようです。
思えば話をしなければ良かったのかもしれません。どのような流れで話してしまったのか、以前の(株)○○の契約のことなど話してしまいました。
そのようなわけで、「今後一切のかかわりをたてるようにしましょう」と、○月△日昼に、ABCの○村さんという方と会うことになりました。
私に心配なこともあるでしょうからと、駅前の、公共の場所で。
ちなみに、「私どもはNPO法人であり、ボランティアみたいなものなので、相手と交渉をしたりしますが、一切費用は頂かない」といわれました。
行ってみると、担当の方は、NPO法人のこと、内職商法や資格商法のこと、商品売買契約などのこと、消費者生活センターのこと、そして、問題になっている会社名、その他いろいろ、実に詳しく、そして私の契約のことも親身になってきいて下さいました。当然のことかもしれませんが。
資料などもあり、信憑性もあるように思えましたが、考えてみれば、資料はインターネットで見れるようなものであったり、新聞の切り抜きであったり、私でもみつけてこられるようなものなのかな、という感じでしたが。
ABCがNPO法人である証拠となるようなものも、特に見た記憶もありません。
(インターネットで調べてみると、○○という団体はありましたが、別の会社のようです。)
ただ、裁判所からの督促状のコピーを見せられた時には、かなり怖くなりました。
私の現状では、「いつ裁判所からの督促状がきてもおかしくない、裁判所が関わると法律家(弁護士など)しか立ち入れない問題になってしまうので、そうなる前に手をうちたい」というようなことを言われました。
そのために、(株)○○の親会社(社)○○会生涯学習〜(忘れました)というところ宛てに内容証明のような文書を作り、今後私と一切関わらないことを交渉する、というようなことを言われました。
文書作成例も見せていただきました。
ただ、これをするにあたり、「(株)○○の方も仕事をサポートする、ということで諸費用がかかっているから、絶対にいくらかは払わなければいけなくなる。できるだけ安くなるようには交渉しますが」ということでした。
それでも、今後督促状がくるかも、とか、裁判沙汰になったりするかもしれない、とか、毎日びくびくしながら過ごさずにすむ方がい、本当に上記のようなことになったときにどうする、などと考えると、怖ろしくて、ABCとの契約をかわしてしまいました。
他のいろいろな会社からの仕事(内職)などの電話等、困ったことはすべて相手と交渉し、今後電話などがいかないようにして下さる、ともお約束してくれました。
もちろん、これは口約束にすぎないですが。
「私は過去に(株)○○と契約しました。中途解約をし、商品売買契約、ローン・クレジット契約については中途解約しています。今後一切(株)○○、親会社である(社)○○会〜と関わるつもりはありません。旅行業務等の仕事も一切するつもりはありません。」というようなことを書き、署名捺印しました。
これを会社にFAXで送る、と、担当の方はコンビニに行かれました。
この文書により、会社の方で上司の方が、調査や(社)○○会〜と交渉をするそうです。
後ほど、上司の方(?)から担当さんに電話がかかり、私は38万円ですむ、といわれました。
おそらく、60万円ぐらいであろう、といわれていたので、安く済む、ということらしいです。
相手業者に、ABCから38万円たてかえて支払うので、私は自分のペースで返していけばよい、と。
一括返済は無理、というと、金利などの面から、一番安く済むのは、銀行の融資だと、UFJ銀行のキャッシュワンをすすめられました。
帰宅後すぐに融資の電話をするように言われていましたが、なんだか変な感じがして、まだしていません。
というのは、ローンを組んだり、融資をしてもらうには、何かを買ったことにしなければならない、ということ。
1番安くすむのは、お買い物ローンだ、みたいなことを言われ、私は表向きはダイヤモンドネックレスを買ったことになっています。
私も、そのことはなんとなく知っていたので、仕方のないことかもしれないのですが、結局、お金の方はご自分でご用意されても、みたいなあやふやな感じで、○月×日までにお金を振り込んでください、という用紙だけいただいたので、変な感じだったのです。
商品売買契約、ということで、署名捺印しているのに、結局自分で用意しても、では、いったいこの売買契約って何なのでしょう?
支払いをどうする、という話の中で、一括で払えないのなら、時計、ネックレスなどを買ったことにして、みたいな話だったような気がするのですが。
自分でお金を用意するのなら、最初から38万円を会社に振り込んだらよいだけの話で、みたいな事とも言われていたような。
どうしても、安いネックレス(と言っていました)を38万円で買わされた感が残っているのですが、やはりおかしいですよね?
今思えば、相手と金額を交渉するのに、そんなに簡単にすぐに結論が出るものなのでしょうか?
しかも、私の過去の契約書とかもないのに、交渉ができるものなのでしょうか?
今になっていろいろと疑問が出てきて。
この会社が本当にNPO法人で、言っていたように、交渉をしてくれて、今後私が困ることがないようにしてくれるのであれば、38万円払っても高くはない、と思うのですが、そうも思えないので、クーリングオフしたいのですが、(「クーリングオフしてもらってもかまいませんが、話がまた0に戻ってしまいますし、名前も相手業者に金額をきく際に出てしまっているし、私どももなんとかしたいので、できればしないで下さい」といわれましたが。)クーリングオフをしても大丈夫でしょうか?
もし、この会社が(株)○○(社)○○会〜がつるんでいたりしたら(それなら、問題になっている会社などを羅列するのも簡単ですよね?)、それこそ、クーリングオフをした途端に裁判所から督促状がきたり、とか考えると怖いです。
今更遅いですが、のこのこついていかない、簡単に判をおさない、ちゃんとわかっていたはずなのに。思い知っていたはずなのに、行かなければ良かった、と思いつつ、でも、電話で断るにしても、グルだったら同じことか、とか、悪い方へ考えてしまっています。
それなら、38万円払うしかないのでしょうか?教えてください。
ちなみに、入金確認ができ次第、例の内容証明のような文書、ABCの顧客証明書、ネックレス等をお渡しします。とのことで、現在は商品売買契約書、と振込み先を書いた用紙、担当の方の名刺のみが手元にあります。

■悪質な電話勧誘に騙されない為に

  1. ナンバーディスプレイで非通知は拒否にする。
  2. 断ろうとせず「完全黙秘」を貫く 。勤務先などででざるを得ない場合は、出てもあいづちもうたず、話も聞かず、話もせず。とにかく徹底的に無視をすることです。
  3. 受話器をほったらかす
  4. 電話勧誘について知識を持つこと 。生涯学習など義務的に契約する必要はまったくありません。
  5. 電話勧誘で契約してしまったらクーリングオフする

われわれ行政書士は日々街の法律家として、予防法務にたずさわっております。お困りなことがありましたら、ぜひ行政書士に御相談ください。当事務所でも、オンラインで業務受任、クーリングオフ等の法務相談を行っております。お気軽にどうぞ。

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著作物のご紹介
悪徳商法撃退77の秘密
あおば出版「悪徳商法撃退77の秘密」
行政書士 吉田安之 監修